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【集客力UP】24時間365日のウェブ集客術!メリット3選<後編>

ウェブ広告とLP(ランディングページ)の組み合わせは、経営資源に限りのある中小企業を助ける集客策のひとつです。適切に実施すれば24時間365日稼働する“ウェブ上のセールスマン”として活躍してくれます。後編ではウェブ広告とLPによる集客策のメリットを紹介します。

(掲載日 2024/09/06)

集客力アップ! ウェブ広告とLP(ランディングページ)で24時間365日の集客<後編>

さて、この取り組みについてのメリットと注意点を記載したいと思います。

※筆者作成



メリット①:ターゲット層への効果的なアプローチが可能

ターゲット層への効果的なアプローチとは、住まいやニーズに合わせてウェブ広告の配信が可能です。店舗型の小売業やサービス業の場合、ある一定のエリア(商圏〇㎞以内)に狙いを定めて配信することができます。そのため、購入意欲が高く、実際に買いに行ける顧客にしっかりと届けることができます。


メリット②:販路開拓(集客力アップ)という売上増加の施策

売上増加について、一般的には、認知度向上のみといった“一時点”への取り組みが多くあります。しかし、本取り組みは認知度から購入まで一貫した内容であり、全体最適が図られています。


メリット③:24時間365日、自動化された集客システムを構築

自動化された集客システムでは、“あなた”自身が動いて集客活動をするのではなく、インターネット上で顧客を自動的に獲得してくれます。さらに、“あなた”の商品・サービスに興味のある顧客に対して、狙いを定めて配信してくれます。つまり、月々数万円で、24時間365日休みなく動いてくれる優秀なセールスマンを獲得することができるとも言えます。

このように、良いこと尽くしの取り組みも注意すべき点があります。


注意点:コストと設定の手間

注意点は、「コストと設定の手間」です。

ウェブ広告はターゲットがクリックすると1クリックいくらという具合に費用が発生します。もしくは、広告の表示回数(インプレッション)というパターンもあり、その場合は1,000回の表示回数で費用が発生します。このように、本取り組みにはコストが発生します。しかし、あらかじめ上限を決めることができるので、「1か月間に〇〇万円まで」と設定すればそれ以上かかることはありません。

次に、設定の手間です。ウェブ広告の設定やLP(ランディングページ)の構築は、少し専門的なので、設定に負担がかかります。

例えばウェブ広告の場合、広告文章・メッセージや画像制作などを行う必要があります。顧客に響くメッセージを考え、顧客がクリックしたくなる画像やイラストを作成する。それらを、ウェブ広告の設定画面で行っていきます。さらに、その取り組みの効果を検証する。このように、PDCAサイクルを定期的に回すことも重要です。

LP(ランディングページ)の場合、コーポレートサイトと異なるため、LP(ランディングページ)用のサイトを準備・構築する必要があります。

このように、初期の負担がありますが、これらの取り組みを行えば、非常に楽に運用できます。


本取り組みがもたらす3つの嬉しい成果

この取り組み(ウェブ集客)の成果として、①売上増、②高いコストパフォーマンス、③業務効率などの3つを得ることができます。

一例として、私が支援した企業(スクール業)でお伝えします。

新規事業として、スクール業の立ち上げに私(松本)はマーケターとして参画しました。新規事業ということもあり、2名の少数な体制で人員が不足しており、通常業務に追われている状況でした。その結果、販路開拓業務も十分に講じられていません。

場当たり的な販促しか取り組めず、販促コストに対する売上高も低く、「費用対効果(コストパフォーマンス)」の低い販促しか打ち出せていませんでした。

さらに、スタッフは、通常業務と販路開拓業務との兼業により、通常業務でミスも発生していました。

しかし、この取り組み(ウェブ集客)を実施することにより、徐々に好転していきました。

2名という少数な体制ながらも、ウェブ集客という「疑似的なセールスマン」が24時間365日働いてくれます。その結果、問合せが増え、売上増加に繋がっていきました。

また、コストパフォーマンスとして費用対効果も良く、販促コストに対する売上高も高まり、結果としてコストを十分に回収できています。つまり、コストを抑えながら、最大の成果を得ることができるようになりました。

このように、24時間365日稼働してくれる“ウェブ上のセールスマン”がいることで、担当者は自身の業務に集中でき、通常業務のミスが軽減しました(以下図参照)。

なお、ウェブ経由の集客が全体集客の82.0%と大半を占めています。

※筆者作成



本取り組みは、BtoCでもBtoBでも実施できます。特に強調したい点としては、商品・サービスの説明ではなく、購入後のベネフィット(輝かしい未来)、コスト削減や業務効率化などを訴求するということです。

汎用性も高く、是非取り入れていただきたい取り組みです。


自動化した集客方法にチャレンジ!

本内容を見ていただいた“あなた”は、「24時間365日の集客」に興味を持ちましたか?

もし興味があれば、支援機関の相談窓口などを利用して、ウェブ広告の着手を進めてみてはいかがでしょうか?自動化した集客方法にチャレンジしたい場合は、「活力向上プロジェクト」のご利用もぜひ検討してみてください。

この記事を通じて、成長の糸口を見つけていただければ幸いです。

著者プロフィール

松本 昌史(KICKコンサルティング株式会社 代表取締役)

KICKコンサルティング株式会社の代表取締役 兼 マーケティングディレクター。専門はデジタルマーケティング領域で、クライアントの販路開拓に貢献、特に、Webサイト分析・効果検証に加え、Google広告・ランディングページの最適化に精通。クライアント先のCMO(最高マーケティング責任者)としても従事。

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