【集客力UP】24時間365日のウェブ集客術!メリット3選<前編>
経営資源に限りのある中小企業にとって、効率的なマーケティング施策への着手は欠かせません。今回は、ウェブ広告とLP(ランディングページ)を組み合わせた集客策をご紹介します。24時間365日稼働する“ウェブ上のセールスマン”を活用し、売上アップを実現しましょう。
(掲載日 2024/09/06)
集客力アップ! ウェブ広告とLP(ランディングページ)で24時間365日の集客<前編>
マーケターの松本(中小企業診断士)です。
今回、クライアントへの取り組みの中でも、効果が高かった「集客方法(自動化された集客)」をご紹介したいと思います。
『売上に繋げたい!顧客を獲得したい!』という気持ちで、このサイトにたどり着いた“あなた”に響く内容です。是非、本取り組みを活用して、売上アップに繋げてください。
悩みは「販路開拓・販売不振」
企業の悩みのうち、最もよく挙げられる項目の一つとして「販路開拓・販売不振」があります。事実、東京都産業労働局「東京都の企業倒産状況」によると、倒産原因1位が「販売不振」というデータがあります(以下図参照)。このように、効果的な販路開拓・販売方法が分からず、苦戦している企業が多いことが分かります。
販路開拓への苦労
人員やノウハウなどリソースが不足している中、手あたり次第に販売促進を行っても、売上に繋がらず、販促費用だけが嵩んでいきます。また、通常業務と兼務して販売促進に取り組もうとしても、“継続”できないケースも多いです。販促が売上につながるには、継続的な取り組みが重要になります。私が相談を受けた企業も、素晴らしい商品・サービスを有しており、他社よりも優れているにも関わらず、販路開拓(集客)に苦戦している企業が多くあります。そのような企業は、サービスや対応も丁寧ですが、その良さ(強み・こだわり・魅力)が顧客に全く伝わらず、苦戦しているケースが往々にしてあります。
そのような中で、同業他社の売上好調の話を聞くと、悔しい思いになりますよね。
解決策は「ウェブ集客(ウェブ広告 × LP)」!
販促の手段として多様なものがありますが、中小企業にとって効果的である「ウェブ広告 × LP(ランディングページ)」をご紹介します。この方法を活用することで、「24時間365日の集客」という自動化された集客が可能になります。つまり、“あなた”が寝ていても働いてくれる専属のセールスマンがウェブ上にいるということです。
この取り組みの有効な点は、「商品・サービスの認知からコンバージョン(例:契約や相談会の誘致)」までの一貫した導線で、売上獲得に繋げることができます。
“あなた”が今まで取り組んできた販売促進は、認知度向上や、リピート獲得など、ある1点だけの内容が多いのではないでしょうか。その場合、認知度は増えても、購入には繋がらない。リピート獲得のための誘導はしたけれど、来店にまで繋がらなかった。という経験はありませんか?
それは、一時点の取り組みしか講じておらず、全体最適が図れていないためです。
「ウェブ広告からLP(ランディングページ)」に繋げ、その中でコンバージョンに繋げることで、インターネット上で売上増加を図ることができます。
次の図のマーケティングファネル(顧客が購買動向のプロセスを段階的に示したモデル)で説明します。
まず、顧客はニーズに気付いていないフェーズから、購入したいフェーズに進んでいきます。そのフェーズに応じて取り組むのが、「ウェブ広告」や「LP(ランディングページ)」です。ご覧いただくと、ニーズを持ち始めた「準顕在層」にアプローチをして、LP(ランディングページ)で購入につなげているのが分かると思います。
このように、購入(売上)までの全体最適を図ることで、効率的な取り組みを打つことができます。
さらに、“あなた”が寝ている時間も、「ウェブ広告」と「LP(ランディングページ)」は24時間365日働いてくれます。特に、BtoC(個人の消費者向け商売)であれば、夜に購入されるケースが非常に多いです。事実、私が支援しているBtoCの企業において、お客さんが夜から深夜にかけてウェブ経由で問い合わせをしています(後編の「本取り組みがもたらす3つの嬉しい成果」参照)。
では、具体的に「ウェブ広告」と「LP(ランディングページ)」とは何かについて、お伝えします。
まず、「ウェブ広告」は、インターネット上で提供される広告であり、ターゲットユーザーにメッセージを届ける手法です。通常の広告と違い、“あなた”の商品・サービスに関心のある顧客に向けて、広告を配信します。そのため、無駄のない効率的なアプローチが可能です。
次に、「LP(ランディングページ)」は、“特定”の商品紹介サイトです。このサイトでは、商品・サービスの魅力をたっぷりと伝えます。
なお、コーポレートサイト(ホームページ等)との違いとして、LPは、“特定”の商品・サービスに特化しています。コーポレートサイトであれば、企業概要、商品案内や採用情報など多岐にわたる情報が掲載されています。
しかし、LPは特定の商品・サービスを販売するためのサイトです。つまり、LPはその商品・サービスの魅力を伝えることに特化しています。そのため、LPを見られる方は、ダイレクトに購入される傾向があり、販路開拓(集客力アップ)にうってつけの取り組みです。
LP(ランディングページ)上で伝えることは、購入することで得られる顧客の輝かしい未来や、業務効率化、コスト削減などです。Q&Aなども設け、スクロールした先に購入ボタン(CTA)を設置します。こちらのボタンは、商品であれば購入ボタン。サービスであればセミナーや無料相談の場への誘導を行います。
このように、ターゲットがウェブ広告をクリックして、LP(ランディングページ)にたどり着き、“あなた”の商品・サービスの良さを十分に理解したうえで、購入ボタンをクリックする。これらはすべて自動で動く仕組み化された集客手法です。
(後編に続く)