2 マーケティング
インターネット上で受注者を公募し、仕事を発注できる「クラウドソーシング」をご存じですか?
- 当社は、工業用のプラスチック製品などを製造するメーカーです。近年、既存の取引先からの受注が細っており、新たな販路開拓に役立てるため、今までは無かったホームページやパンフレット類を整備しようとしています。
しかし、ホームページ制作会社、広告代理店、印刷会社等をよく知りませんし、仮に誰かに紹介してもらってそこが合わないと、断るのが面倒です。ウェブ検索しても、よい業者かどうかよくわかりませんし、自分で作るには時間が足りない状況です。
何かよい方法はありますか?
- 一度、クラウドソーシングを試してみてはいかがでしょうか。
クラウドソーシングとは、crowd(群衆)とsourcing(供給源、出所)を組み合わせた造語であり、仕事を発注したい人がインターネットのウェブサイトで受注してくれる人を募集し、適切と思う相手に仕事を発注できる仕組みのことです。
クラウドソーシングの仕組みを運営する事業者のウェブサイトに、デザイナーなど専門的スキルを持った多数の人が登録しており、依頼したい仕事の内容や用意している報酬額などを登録すると、関心を持った方からデザイン案などの提案が入ってきます。それらの中から、一番よいと思われた人に発注すればよいというシステムになっています。
初めての場合、受注した人が本当に仕事をしてくれるかどうか、ご心配になるかと思いますが、クラウドソーシングの事業者は、デザイナー等の個人情報を登録してもらい、過去の発注者からの評価や感想を見られるようにするなど、信頼性を高める工夫をしています。
まずは、少額の案件からお試しになってみて、コツをつかんでいただければと思います。
詳しくは下記リンク先のホームページをご覧ください。
(中小企業白書2014 第5章)
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/PDF/10Hakusyo_part3_chap5_web.pdf