5 財務管理
自社保有の幅広い動産や債権等を担保として活用できる「動産・債権担保融資(ABL)制度」をご存じですか?
- 当社は、個人宅や店舗の新築・リフォームを行う建設業を営んでいます。
最近の受注は比較的好調なのですが、原材料や人件費の相場が高騰していること、以前より大きな案件を受注するようになったことから、当面の運転資金を借り入れたいと考えています。
金融機関に担保に入れられるような不動産は特にないのですが、他の何かを担保として利用できる制度はあるでしょうか。 - 近年、機械等の動産や売掛債権等を担保として活用し、融資を受けられる制度が注目されています。
東京都でも、都内中小企業の皆様に新たな資金調達の手段を提供するため、中小企業が保有する幅広い動産や債権を担保として活用できる「東京都動産・債権担保融資(ABL)制度」を創設し、5月1日から取扱いが開始されました。
この制度では、車両、建設機械、工作機械、売掛債権、在庫など多様な動産や債権を担保に活用した事業資金の借入れが可能となっています。
また、融資額の4%(売掛債権・在庫の場合は3.5%)を上限として、担保評価費用や保証料等の2分の1(小規模企業者の場合は全額)を東京都が補助します。
一度、取扱い金融機関にご相談されてはいかがでしょうか。
なお、具体的な融資限度額、融資期間及び融資利率等の諸条件につきましては、リンク先の資料をご参照ください。
詳しくは下記リンク先のホームページをご覧ください。
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/kinyu/yuushi/abl/index.html