6 危機管理・知財・CSR
外国での知的財産権取得等を支援する助成事業をご存じですか?
- 当社は、元々は食器用漆器の生産から始まった会社ですが、最近は独自技術を活かしたインテリア製品の設計・生産に活路を見出し、国内では特許権や意匠権を取得しています。
現在、海外市場に参入すべく、欧米のインテリア展示会等に出展を計画しており、その後は販売代理店を通して海外への販売を行っていく予定です。
海外のニーズの調査、販売のルート作り、デリケートな製品の輸送など、検討しなければならないことは多々ありますが、その中でも頭が痛いのは、海外での特許権や意匠権の取得です。
海外でそのような権利を取得するには多額の費用が掛かりますが、何か利用できそうな支援施策はあるでしょうか。 - 模倣品被害など、海外での知財を巡るリスクに迅速に対応するには、戦略的に知的財産権を利用する必要があります。
一方で、海外で特許権や意匠権のような知的財産権を取得・維持するには、多額の費用が発生します。
この点、東京都中小企業振興公社では、世界規模での事業展開が期待できる技術や製品を有する中小企業等に、知的財産権の取得等に要する費用を助成し、知財戦略の策定から実施までを継続的に支援する「グローバルニッチトップ助成事業」を実施しています。
当事業では、外国での該当製品・技術等に関する権利取得・維持に関する費用、先行調査費用等につき、3か年で1,000万円を限度に助成を受けることができます(助成率1/2以内)。
公募期間は、平成26年6月30日(月)から8月6日(水)までです。
6月23日に多摩会場、24日に銀座会場にて、当事業の説明会が開催されますので、参加なさってみてはいかがですか(要事前申込)。
なお、お問い合わせ先は下記の通りです。
東京都知的財産総合センター
台東区台東1-3-5
反町商事ビル1階
電話03-3832-3656
詳しくは下記リンク先のホームページをご覧ください。
http://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/josei/nichetop_setsumeikai.html